慢性疲労症候群の症状
慢性疲労症候群の症状は人によって様々
慢性疲労症候群(CFS)は、これまで健康に生活していた人に原因不明の強い全身倦怠感、微熱、頭痛、脱力感や、思考力の障害、抑うつ等の精神神経症状などが起こり、この状態が長期にわたって続くため、通常の日常生活が送れなくなるという病態です。
具体的な症状としては、患者によってかなり様々な表れ方をしますが、多くは風邪やインフルエンザの症状と似ています。
◎頭痛、めまい、かすみ目
◎筋肉痛、関節痛、リンパ節痛、凝り
◎不安感、認識力低下、うつ状態
◎睡眠障害、寝汗、
◎胃腸障害、吐き気、食欲不振、下痢
◎咽頭炎、口渇、咳
◎微熱、筋力低下、
症状の重さは、患者により大きく異なります。
同じ患者であっても時期によって、軽い疲労のときもあれば、寝たきりで動けない状態にまでなることがあります。またこれらの症状は繰り返され、時期によって現れる症状が異なる場合も多く見られます。
日常生活や労働などのパフォーマンスステータス(PS)
PS(Performance Status)といわれ、疲労・侮怠の程度を評価する指標があります。慢性疲労症候群にかかると、下記のPS3〜PS9の状態に該当するようになります。
PS0 倦怠感がなく平常の社会生活ができ、
制限を受けることなく行動できる。
PS1 通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、
疲労感を感ずるときがしばしばある。
PS2 通常の社会生活はでき、労働も可能であるが、
全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である。
PS3 全身倦怠感のため、月に数日は社会生活や労働ができず、
自宅にて休息が必要である。
PS4 全身倦怠感のため、週に数日は社会生活や労働ができず、
自宅にて休息が必要である。
PS5 通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、
週のうち数日は自宅にて休息が必要である。
PS6 調子のよい日には軽作業は可能であるが、
週のうち50%以上は自宅にて休息している。
PS7 身の回りのことはでき、介助も不要であるが、
通常の社会生活や軽労働は不可能である。
PS8 身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、
日中の50%以上は就床している。
PS9 身の回りのこともできず、常に介助がいり、
終日就床を必要としている。

「慢性疲労」と「慢性疲労症候群」は、言葉はよく似ていますが、きちんと区別して考える必要があります。

1998年の厚生省(現厚生労働省)の疫学調査(15〜65歳の男女4000人対象)によると、疲労感を自覚している人の割合は約6割で、そのうち37パーセントもの人が6カ月以上の慢性的な疲労を感じていることが明らかになりました。

人間の体の中には、様々なウイルスや細菌を持っていますが、普段は免疫力によって活動が押さえ込まれています。しかし免疫力が低下すると、様々な病原体が活性化したり、新たに体内に入ってきた病原体を撃退できずに、病気の発症へと繋がるのです。
脳は免疫細胞にウイルスを攻撃するように指令を出しますが、免疫力が低下しているためウイルスの活動は抑えきれません。そして、さらに多くのサイトカインが放出されるのです。
サイトカインは、そもそもウイルスなどの病原体に対する防御反応として産生されるものですが、それが過剰なレベルになると、人間の様々な組織にダメージを与えます。
病気が解明されていない状態では、症状に対する薬を使わざるを得ない状況ですが、主に免疫調整効果のある薬が有効であるといわれています。
ストレスとは、つらい事柄から受けるストレスだけを指すのではなく、生物学上のストレス、例えば騒音やまぶしい光を浴びるといった、自分自身では気がつかないけれど、体の防衛反応が起こるような事柄もストレスの一種です。
ただし、あくまでもサプリメントは付加的なものであり、通常の食事にかわるものではありませんので、普段からバランスのとれた食事をとることが一番大切なのは言うまでもありません。