推定される他の原因



 

アレルギー

いくつかの研究によって、慢性疲労症候群患者は健康な人に比べて、アレルギーの病歴を持つ場合が多いことがわかっています。慢性疲労症候群患者の約65%が過去にアレルギーを起こしているとのことです。

このことから、アレルギーは慢性疲労症候群の誘因のひとつであると考えられますが、全ての慢性疲労症候群患者にアレルギーの病歴があるわけではないので、アレルギーが唯一の原因であるとは考えられません。
 
 
 

ホルモン異常

慢性疲労症候群の原因として、ストレスが考えられています。

ストレスは、視床下部−下垂体−副腎系(HPA系)を活性化し、コルチゾール等のホルモンの放出を促進(増加)させます。

コルチゾールとコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)もまた、HPA系の活性化時に産生され、免疫系等の多くの体のシステムに影響します。

慢性疲労症候群の人は、健康な人に比べ、コルチゾールレベルが低下していることが明らかとなっており、これらのホルモン異常が慢性疲労症候群の原因の一つとみられています。

しかしながら、慢性疲労症候群の人のコルチゾールレベルは、健康な人に比べれば低いことが認められますが、あくまでもそのレベルは正常と認められる範囲内であり、慢性疲労症候群との因果関係はまだ解明されていません。
 
 
 

神経調節性低血圧

神経調節性低血圧という、血圧と脈拍をコントロールしている自律神経の障害をもつ患者と、慢性疲労症候群の患者が重複していることに着目した研究がありました。

神経調節性低血圧の人は、長時間立ちつづけた後や、熱いシャワーを浴びている時などに血圧の低下が生じ、立ちくらみ、視界のかす、疲労の悪化などがみられますが、多くの慢性疲労症候群の患者も同じ症状を引き起こすことがわかっています。


神経調節性低血圧の治療に効果のある薬が、慢性疲労症候群の患者にも効果があるか、研究が行われた際には、一部の慢性疲労症候群の患者で症状の著しい改善が見られました。

しかし、すべての患者に効果が見られたわけではありませんでしたので、現在も慢性疲労症候群と神経調節性低血圧の因果関係は研究中です。

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